とても暑い日が続いていますね。
先日真夜中に郡上八幡ではとてもすごい雷が鳴っていました。
あまりの凄さにサタンでも降臨するんではないかと思ったほどです。(仏教徒ですが)
さて今回は初盆のお話を記事にしていきたいと思います。
そもそもお盆ってなんだろーと考えてみるとはて何だったかな詳しいことはよく分からないという方は意外と多いのではないでしょうか。
お盆 (おぼん)とは、 日本 で 夏季 に行われる祖先の霊を祀る一連の行事です。
祖霊信仰 (それいしんこう)と 仏教 が融合した行事なんです。
日本は信仰に関して独特のお国柄です。安土桃山~江戸時代にかけては、比叡山延暦寺の焼き討ち、神社行政の再編、明治には廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)などなど時の権力者たちや世論により、信仰に大きな変化が起きています。
そんな中で最終的に現代一般的に多いのは、仏教(各宗旨宗派違いあり)、神道ではないでしょうか。
そしてその中の信仰、風習がお盆行事です。
お盆は、すでに亡くなった方の霊を1年に1回、自宅に迎える期間です。この時期には四十九日が明けた故人の霊だけでなく、亡くなってから時が経ったご先祖様も一度自宅へ戻ってくると考えられています。ご先祖様や故人の霊をお迎えして、冥福を祈り、供養する期間です。
地域によってお盆の期間は異なります。8月13~16日こちらが全国で一般的に多いお盆期間です
東京、金沢、静岡の一部地域は7月13~16日がお盆期間になります。
同じ日本なのに期間が違うなんて少し不思議ですよね。
こちらは旧暦か新暦の日にちの違いだそうです。
お盆を迎えるには何をするの?
●1日
お盆の行われる月(7月、または8月)の1日を、地獄の釜のふたが開く日…といわれています。
この日を境にお盆入りと考え、準備をしていきます。
・お墓の掃除、お墓参り、
・仏壇の掃除
・盆提灯などの用意などを行います。
●7日~12日
ご先祖様を迎える飾りつけの準備をします。
お墓やお仏壇、祭壇飾りにお花を準備します。
台の上に敷物を敷き、ナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょううま)などを用意します。精霊馬は、ご先祖様があの世とこの世を行き来するための乗り物です。
キュウリは馬、ナスは牛を表していて、来るときは馬で早く、戻るときは牛のようにゆっくり帰っていってほしい…との願いからだそうです。
イラストには載っていませんが、そうめんを飾ったりもします。こちらにも意味がありそうめんは、馬を引くための手綱。そうめんを止めてある紐は帰りの牛に供物を括り付ける為の紐とされています。
細かなところにまで実は意味があって深いですよね。
ちなみにお墓に飾るほおずきは灯りを意味しているそうです。
お盆期間中には何をするの?
●13日
夕刻に、「迎え火」を焚いてご先祖様をお迎えします。火を焚くのは、ご先祖様が迷子にならないように…との願いを込めたものです。
●14、15日
お盆の間、ご先祖様は精霊棚に滞在すると考えられています。果物や甘味、お膳などをお供えしましょう。
●16日
ご先祖様は午前中まで自宅にいるといわれているので、朝はお供えをします。夕方暗くなってきたら、「送り火」を焚いて送り出します。
といっても火なんて現代の住宅事情から火は焚けない!という人がほとんどではないでしょうか。そのため現代では、電気式の盆提灯がよく使われています。
精霊流し郡上編
現代の事情からこちらは地域によって風習がないところも多いと思います。
郡上市では17日に精霊流しが行われます。
亡くなった方、故人の魂を弔い送る行事になります。
私の家庭では、13日のから川日の出前に川へご先祖を迎えに行き16日の日没に船を作りお供え物を載せ、川へ先祖の魂をお見送りしていました。
お盆の片付けはいつするの?
送り火が終わったら、その日のうちに片付けます。16日の夕方~夜に行うことが多いかと思います。
最終日の夜遅くまで送り火をする場合もあり、その場合は翌日に片付けを行います。
郡上市では17日に精霊流しを行いますので、その後でいいのではなでしょか。
現代社会では何かと忙しかったり娯楽に溢れており、生活スタイルが変化したため中々こういった大切な行事が疎かになりがちです。
私もブログを書きながら少し反省をしております。
今年はまだまだコロナウイルス感染症拡大も大きな問題となっていますが、ある意味これを機会にお盆行事を執り行ってみてはいかがでしょうか。
お花飾りやお盆の準備は当社花屋のかとう、葬祭業部、藤葬祭でも行っております。
是非ご相談ください。
またこの記事は大まかな説明のため、ニュアンスや疑問に思うこともあるかもしれません。
気になることがあれば各葬儀社さんや、郡上市でご葬儀のご依頼の方は、当社セレモニーホール藤までお問い合わせ頂ければと思います。
また同業者様からのご質問等に関しましては、当社までお問い合わせください。
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有限会社花屋の加藤
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