最期の贈り物

郡上市で創業70年以上 花屋の加藤が運営する

一般葬・家族葬の藤葬祭です。

 

先日、ご自身が余命宣告を受け

残り僅かの時間の中

ご自身の葬儀の事前相談にいらっしゃった方がおられました。

「最後に、家族へ感謝の気持ちと想いを伝えたい。

たくさんのピンクのバラで祭壇を埋め尽くして

家族への感謝の想いを形にしたい。

残された最愛の伴侶へは99本のバラの花束で永遠の愛を伝えたい。

それは、家族が自分の祭壇を見るその瞬間、花束を渡すその時まで必ず

秘密にしてほしい」

ということでした。

たくましいその大きな身体は、日ごとに小さいく細くなっていき

闘病はつらいものがあったと想像できます。

しかし

最後に残される家族に想いを伝えたい。

そんなお気持ちで事前相談にみえました。

そして、懸命な闘病生活の末、ご逝去されました。

葬儀の準備が整い、ご家族はピンクのバラで埋め尽くされた祭壇をみて

最初はなぜピンクなのか驚かれていました。

しかし、生前の故人様がそのように相談されていたお話を

お伝えして、葬儀の終盤で99本のバラの花束をお渡しすると

ご家族は、改めて故人様の大きな愛を感じたそうです。

一人として同じ人生はないですし

家族のカタチも様々かと思います。

しかしながら、家族を想い生きることは

大切だと改めて学ばせて頂きました。

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